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男子校の恋愛事情

第3章 守りたいもの


ベルトに手をかけられた瞬間嫌な汗が出た

「?!なにして…!やめろ!!」

抵抗しようにも縛られているため身動きがとれない

「先輩に対してやめろなんて、教育がなってないなぁー?コイツにしっかり教育してもらえ」

ベルトが外されチャックを下ろされると、パンツごとズボンを下げられる

「やっ…やめ…て…くださ…」

一気に恐怖で体が震え始める

「お前怖がってんのか?最初見たときから綺麗な顔してるとは思ったけど、今の表情も悪くないぜ」

そう言うと、目の前の男は身を低くし、口を開いて俺の股間に顔を近づけていく

「やだ…やめっ…やめてくださ…ひっ」

俺の声なんて聞く様子もなく、そのまま口に含むと舌を使って刺激してきた

「はっ…うぁ…ぃ…」

気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い

俺のをしゃぶっているこの男も、しゃぶられて感じている自分も、全てが気持ち悪い

何も抵抗出来ないことが悔しくて涙が溢れてくる

「見知らぬ男にしゃぶられる気分はどうだ?最高だろ?」

「…い…やだ…やめてく…んぁ!!」

「感じてるくせにイクの我慢してんじゃねーよ出せ!」

お前なんかでイッてたまるか…!

絶対にイクまいと必死に耐える

「はっ…だれがイくかよ…。だいたいお前ら…恥ずかしいと思わねーの…?自分の思い通りにならないからってこんな…んんんっ?!」

体で抵抗は出来ないのでせめてもと口で反抗していると背後に立っていた男にキスされた。しかも舌入りで

…はは…もう最悪

なんで見ず知らずのやつにしゃぶられて、キスされなきゃなんねーんだよ…

こいつらにされるくらいなら、久我先輩にされた方が何倍も何十倍もいいに決まってる

「うっ……くがせんぱい…」

「!お前が…お前ごときが久我先輩の名前を呼ぶな!!」

叫び声と同時に2人の行動も激しくなっていく

やばい…コイツのキスなげぇし息出来ねぇ…
頭もフラフラしてきた…もう……むり…

バン!!!!

「翔空!!!!」

意識が飛びかける瞬間、突然扉が蹴り破られ、中に入って来たのは今、最も待ち望んでいた…


久我先輩だった

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