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男子校の恋愛事情

第3章 守りたいもの

中に入ってきた久我先輩は俺の状況を見るなり、表情が怒りで満ちていく

主犯の先輩は久我先輩に見つかったのが恐ろしいのか一気に青ざめていく

あとの2人は先輩が来たことに気づいているにも関わらずやめようとはしない

「てめぇら…いい加減にしろよ…?さっさと翔空から離れろ!!」

そう叫ぶと2人の男を殴り飛ばす

殴られた2人はそのまま外へ出るとその場を後にした

「は、晴斗先輩…こ…れは…」

「失せろ。2度と俺とコイツに近づくんじゃねぇ」

いつもより低いトーンの声でそう告げると、それを聞いた先輩は目にはうっすらと涙を浮かべ何も言わずに去って行った

全員いなくなったのを確認すると、俺の方に近づいて来てギュッと抱きしめられた

「…来るのが遅くなって悪い。怖かったよな…」

先輩の声に安心した俺は涙が次から次へと溢れてくる

その時先輩はずっと頭を撫でてくれていた

涙が落ち着いてくるとようやく口を開いた

「せんぱい…下が…気持ち悪い…です」

男に散々弄ばれながらも必死に我慢した俺のソコは限界をむかえていた

「…俺がしていいのか?」

こくこくと頷いたのを確認して、先輩が姿勢を低くし、ゆっくりと俺の性器を口に加えて動かし始める

さっきまで感じていた気持ち悪いという感情はなくなり、今は素直に気持ちいいと思い始めた自分がいた

「せん…ぱいっ…イクから…離してっ…」

「いいから出せ」

イヤイヤと首を振るも一向に離す気配はないらしく我慢出来なくなった俺は、先輩の口の中でイッてしまった

出したものを全て飲むとやっと離してくれた

先輩が立ち上がり、視線を合わせてくる

「翔空……」

今までに聞いたことがないような優しくて、甘い声で名前を呼ばれると後頭部に手がまわされる

普段ならここで拒否していたキスも今はそんな気になれず、むしろ先輩からのキスを待っていた

最初は触れるだけだったものが、何度も角度を変えるなどして激しいものへと変わっていった

舌を絡められそれに応えようと自分からも舌を絡ませる

「っは…翔空……翔空っ…」

何度も繰り返して俺の名前を呼ぶ先輩

「んっ……はるとせんぱいっ…」

自分でも無意識にその言葉を発していた

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