テキストサイズ

なぜ?

第14章 訪問者

「じゃあなテギョン。おやすみ。」
「おやすみ。ミンジュン。」
俺たちは、それぞれの部屋のドアの前で挨拶を交わし、部屋に入った。

数秒後

「ぎゃーっ!」
ミンジュンの悲鳴が上がった。

「どうした!?」
ミンジュンの部屋のドアを開けると、立ちすくむミンジュンの姿。
布団の捲られたベットの上には、スヤスヤと気持ち良さそうに眠るジュノの天敵。

「アイツ、俺に押し付けやがった!」
怒り心頭のミンジュン。

「今日もジュノはやる気満々ってことか…」

「あのガキ!許せん!」
「ニャー」
「そうだよな、オマエもジュノには怒ってるよな?よしよし、一緒に寝るか?」
「ニャー」


はあ。ジュノ。いい加減にしろよ。
溜め息をつきながら部屋に戻ると、スマホが着信を知らせていた。

誰だ?
スライドされると、ウヨンからの不在着信だった。
留守電は入ってないが、とりあえず電話をかけ直す。


rururururu

「もしもし。」
「ウヨン?ごめん、スマホ置きっぱなしだった。どうした?」
「ミンヒョンとジュノ、どう?」
「どうもこうもない!」

俺はため息とともに、ジュノの悪行を話す。

「ヒョンたちには災難だったね~。」
「オマエ笑ってるけど、災難なんてもんじゃないぞ!」
「でもさ俺、それぐらいやりそうな気がした。」
「何で?」

あの可愛いジュノだぞ?
アイドルの王道のような笑顔で、ペン皆が恋人とかぬかす。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ