
なぜ?
第15章 訪問者2
「でもさ、普通のカップルみたいに、出掛けたりできないんだよ?いいの?」
「それは芸能人を好きになったんだから、仕方ないですよ。テギョンさんたちだって一緒でしょ?」
「そりゃあ、まあ。じゃあ、仕事でキスとかしても平気?」
「イヤですよ。イヤに決まってるじゃないですか。ハイタッチ会ですらイヤなのに。仕事だって思ってたって、納得できないです。だから、コンサートでダンサーの人たちと絡むところがあるでしょ?早送りしますよ。観たくない。」
俺は意外だった。冷静な名津子が焼きもちを焼くなんて、思いもしなかった。
「名津子、ジュノのこと好き?」
「はい。すごく愛してます。」
俺はその言葉を聞いて安心したのか眠りに落ちた。
「テギョンさん。着きましたよ。」
「ごめん。寝ちゃったな。」
「いえいえ、お疲れなんですから、休めるときに休んでくださいね。」
名津子と店に入ると、既に始まっていた。
俺たちは邪魔をしないように、一番後ろの席に座った。
あっ、ジュノ、気がついた。
スッゲー笑顔。うれしいんだな。
…っていうかジュノ、見過ぎだ。客席を公平に見るのは常識だろ?
俺に、イタズラ心が湧いてきた。
名津子の肩に腕を回した。
あっ、眉間に皺が寄った。おもしれ~!
名津子の耳に口を寄せると、名津子は驚いて俺を見た。
「テギョ…」「シッ!コンサート中だよ。」
名津子はまたステージに顔を向けた。
俺はそれを確認して、名津子の耳許で囁いた。
「ジュノ、怒ってるよな。」
ジュノには俺が何を言ってるのかわからないが、俺が名津子にちょっかいをかけてるのはわかるようで、どんどん目が細くなり、睨んで牽制してきた。
ふんっ!ジュノ悔しいだろ?オマエへの罰だ。しっかりとステージをこなせ!
「それは芸能人を好きになったんだから、仕方ないですよ。テギョンさんたちだって一緒でしょ?」
「そりゃあ、まあ。じゃあ、仕事でキスとかしても平気?」
「イヤですよ。イヤに決まってるじゃないですか。ハイタッチ会ですらイヤなのに。仕事だって思ってたって、納得できないです。だから、コンサートでダンサーの人たちと絡むところがあるでしょ?早送りしますよ。観たくない。」
俺は意外だった。冷静な名津子が焼きもちを焼くなんて、思いもしなかった。
「名津子、ジュノのこと好き?」
「はい。すごく愛してます。」
俺はその言葉を聞いて安心したのか眠りに落ちた。
「テギョンさん。着きましたよ。」
「ごめん。寝ちゃったな。」
「いえいえ、お疲れなんですから、休めるときに休んでくださいね。」
名津子と店に入ると、既に始まっていた。
俺たちは邪魔をしないように、一番後ろの席に座った。
あっ、ジュノ、気がついた。
スッゲー笑顔。うれしいんだな。
…っていうかジュノ、見過ぎだ。客席を公平に見るのは常識だろ?
俺に、イタズラ心が湧いてきた。
名津子の肩に腕を回した。
あっ、眉間に皺が寄った。おもしれ~!
名津子の耳に口を寄せると、名津子は驚いて俺を見た。
「テギョ…」「シッ!コンサート中だよ。」
名津子はまたステージに顔を向けた。
俺はそれを確認して、名津子の耳許で囁いた。
「ジュノ、怒ってるよな。」
ジュノには俺が何を言ってるのかわからないが、俺が名津子にちょっかいをかけてるのはわかるようで、どんどん目が細くなり、睨んで牽制してきた。
ふんっ!ジュノ悔しいだろ?オマエへの罰だ。しっかりとステージをこなせ!
