無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

俺は、食事をしながらも、この意味がわからないジュノのことを考えた。
どうしてだ？何でそんなにスッキリした顔なんだ？

箸の止まった俺を名津子が覗きこむ。
「テギョンさん、お口に合わなかったですか、」
「えっ！？ああ、ううん、ごめん、ボーとしてた。」
「名津子、テクヒョンなんて、何だって美味しく食べるよ。きっと、欲求不満が溜まって…くっ苦しい！」

俺は、ジュノの首を閉めながらも、不思議でならなかった。


「名津子、今日って友達が来るんだっけ？」
「あっはい。ごめんなさい。皆さんがいるときは遠慮してほしかったんだけど、彼女たち今日までしかこっちにいないみたいで…」
「昨日、コンサートで会った子達だよね、愛ちゃんと若葉ちゃんだっけ？」
「え～っ！？ミンヒョンのペンでしょ～？」
「何だジュノ？言いたいことがあるならハッキリ言え。」
「…何でもないです。」


名津子の友達は、俺たちと入れ替わりで来て、帰っていくようだ。



この時俺は彼女たちの訪問が悪夢の始まりになるなんて、夢にも思ってなかった。