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なぜ?

第16章 悪夢の始まり

名津子が3人と一緒に住んでる。

俺にとっては、衝撃だった。
誰か一人じゃない。3人と一緒に。
あの3人とは、アリエルで会ったのが初めてだったはずだ。
いつの間にそんな関係になっていたんだ?

たまたま日本に帰国し、愛に連絡をしたら、明日名津子の家に行くと言う。
俺も一緒に行けるように愛を取り込んだ。

名津子は、俺の気持ちを知ってて無視したのか?どうしても訊きたかった。
ところが、家に行けば、3人がいる。
しかも一緒に住んでるとまで聞いた。

もしかして俺が話があると言った時には、アイツらとできてたのか?
あのジュノってやつ、俺はアイツに名津子への伝言を頼んだ。
名津子は聞いてて無視したのか?それとも、ジュノが伝えてないのか?

名津子には確かめたいことがいっぱいだ。


「亮介さん!ここで大丈夫です!」
愛の声で俺は我に返った。

俺は車を止めて、愛と若葉を降ろした。
「ありがとうございました!」
「気をつけてな。」

俺は、車を発進させ、さっきの考えごとに耽った。

どうしても確かめたい!
俺は、車をUターンさせて、名津子の家に戻った。

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