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なぜ?

第18章 二人の時間2

「名津子…」
「ん?」

俺は、名津子に泣かれるのを覚悟で、禁断の言葉を口にする。

「ここ、痛い?」
俺は、名津子の鬱血した乳首を指先で転がした。
「んっ…」
「昨日、俺に噛まれたんだ。俺に思いっきり摘ままれて、噛まれて、引っ張られたんだ。」

俺は、さらに強く転がして、摘まみあげた。
「いやっ…」
痛いんだろう。痛いにきまってる。俺は、わかっていて名津子に痛みを与えた。

お尻に手を伸ばし、裂傷したアナルに触れる。
「ここも痛いよね?これも昨日俺にやられたんだ。ほぐされてもないうちに、思いっきり俺に突っ込まれたんだ。」
「ジュノ…痛いっ!」
「そう、痛いっ、やめてって泣きながら叫ぶオマエをおさえつけて突っ込んだは俺だ。」

首に廻してる腕を曲げて、名津子の口に指を入れる。
「ここに喉まで突っ込んだのも俺。精子も飲ませたよね?」
「んん…」

名津子は痛みのせいなのか、俺のセリフで心がえぐられたのか、泣きながら俺を見た。
「オマエは俺にしか抱かれてない。わかるな?」
「ジュノ…」
「テクヒョンにちょっかいかけられても逃げなかったオマエに怒った俺が、レイプしたんだ。他の誰でもない、俺だ。」

俺は、名津子にキスをする。涙が頬を伝っているのがわかる。
「名津子、思い出せ。オマエは昨日俺にレイプされたんだ。」
「ん…」

名津子の忌まわしい記憶を俺とのことに塗り替える。
俺に罪悪感を持つぐらいなら、俺を憎んでくれた方がいい。
だって名津子は、俺のせいでレイプされたんだ。俺がしたのも同じだ。

「それでもオマエは俺のそばにいるのか?こんなヒドイことする俺のそばに。」
「うん。」
「何で?また無理矢理犯されるかもしれないのに?結婚してる訳でもないのに、中出しはする。その上ところ構わず犯すのに?」
「うん。私のこと誰よりも愛してくれてるのは知ってるもん。」



「ジュノ…私、ジュノにされるなら、何されても平気。だから……思いっきりして。」

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