
なぜ?
第19章 別れの時
シャワーを浴びて、名津子の体を拭いてやろうと、濡れタオルを持って戻ると、名津子は目を覚まして、横になっていた。
「起きた?」
「うん。ごめんなさい。私、気失ってたね。」
「そんなに気持ちよかった?」
「うん。ねえジュノ…抱っこして。」
俺がベットに腰かけると、名津子は起き上がり、俺の腰に腕を廻した。
「お風呂入ったの?」
「うん。汗がすごくて。」
「ジュノ…もう1回入らない?私と一緒に。」
「いいよ。お湯入れてくるね。」
俺は名津子の頭にキスを落とし、名津子の部屋のバスルームに向かった。
スイッチを入れ、部屋に戻ると、名津子はまた横になっていた。
「疲れた?」
「ううん、違うの。こうしてると、シーツからジュノの匂いがするの。」
「現物がいるけど…」
「うん。でもこのジュノの残り香好き…」
そう言うと名津子は、シーツに頬擦りし、大きく息を吸い込んだ。
俺はベットに腰かけ、名津子の頭を撫でてやる。
キレイな大きなウェーブの髪。とかすと指がスルッと通り抜ける。
「キレイなパーマだな。」
「えっ?これ癖毛なの。前髪に癖がないから間違えられるんだけど。」
癖毛だとは知らなかった。名津子のことで俺が知らないことって、いっぱいあるんだろうな…でも、今はもう探す時間がない。
お湯はり完了のメロディがなった。
起き上がろうとする名津子を制して、抱き上げて風呂場に連れていく。
「起きた?」
「うん。ごめんなさい。私、気失ってたね。」
「そんなに気持ちよかった?」
「うん。ねえジュノ…抱っこして。」
俺がベットに腰かけると、名津子は起き上がり、俺の腰に腕を廻した。
「お風呂入ったの?」
「うん。汗がすごくて。」
「ジュノ…もう1回入らない?私と一緒に。」
「いいよ。お湯入れてくるね。」
俺は名津子の頭にキスを落とし、名津子の部屋のバスルームに向かった。
スイッチを入れ、部屋に戻ると、名津子はまた横になっていた。
「疲れた?」
「ううん、違うの。こうしてると、シーツからジュノの匂いがするの。」
「現物がいるけど…」
「うん。でもこのジュノの残り香好き…」
そう言うと名津子は、シーツに頬擦りし、大きく息を吸い込んだ。
俺はベットに腰かけ、名津子の頭を撫でてやる。
キレイな大きなウェーブの髪。とかすと指がスルッと通り抜ける。
「キレイなパーマだな。」
「えっ?これ癖毛なの。前髪に癖がないから間違えられるんだけど。」
癖毛だとは知らなかった。名津子のことで俺が知らないことって、いっぱいあるんだろうな…でも、今はもう探す時間がない。
お湯はり完了のメロディがなった。
起き上がろうとする名津子を制して、抱き上げて風呂場に連れていく。
