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「ヒョン！ヒョン！話があるんだ！」
ドンドンとドアを叩いても返事がない。代わりに隣のドアが開いて、
テギョンが顔を出した。

「どうしたジュノ？起きてて大丈夫なのか？」
「テクヒョン。ねえ、ミンヒョン知らない？」
「ミンジュンなら、ウヨンの部屋だぞ。」
「わかった。ありがとう！」
俺はウヨンの部屋に走り出した。


…走れるぐらい元気なら、明日一緒に帰れるんじゃねえの？
帰りたくないってことか…


「ウヨン！ウヨン！ミンヒョンいる！？」
俺はウヨンの部屋のドアを叩き出した。

うるさいな、誰だよ。
後ちょっとだって言ってるだろ！…ジュノ？えっ？なんで？

ドアを開ければ、絶対安静のはずのジュノの姿。
「ジュノ！起きてて大丈夫なのか？」
「ねえ、ミンヒョンは？いるんでしょ？」
「ヒョンなら音楽室に行ったよ。」
「わかった！ありがとうウヨン！」
返事もろくにせず、音楽室に向かって走り出した。

「ジュノ！ヒョンに俺もすぐ行くって伝えて！」
「わかった～！」
曲がり角から声だけ聞こえた。


…元気じゃん。俺の心配返せよ。