
なぜ?
第6章 交差
「おはようございます!さあ、帰りましょう!」
笑顔で元気いっぱいの名津子と一緒に飛行機に乗る。
「俺は帰るって訳じゃないんだけど。」
「あら?私の家はジュノさんの家じゃなくて?」
「…帰る!」
ああもうっ!朝から顔が真っ赤だよ!
名津子の家は、N市にあった。ツアーで何度も訪れたことのある都市。
訊いた住所をGoogle+earthで見てみれば、すっごいデカイ家ばかり。
これって高級住宅街ってやつだよな?お嬢様ってやつか?
近隣の空港に着き、タクシーを拾うとしたら、
名津子が車で来てるという。
駐車場について行けば、どこかで見たことある車。
「名津子、これってテクヒョンがモデルやってる車?」
「そうですよ。これは旧型ですけど。」
やっぱりお嬢様?
「運転しようか?」
「N市の高速ってややこしいんですよ。なので、寝てて下さい。30分ぐらいで着きますから。」
「寝ないし!」
俺は助手席に乗せられ、名津子の言葉通りすぐに寝てしまった。
「ジュノさん、ジュノさん!」
「ん…着いたの?」
「はい。長旅お疲れ様です。」
俺は車から降り、目の前に広がる風景に愕然とした。
なんだよ、このデカイ家っ!
「家ってここ?」
「はい。ジュノさんのお部屋も用意してありますよ。」
にっこりと笑う名津子。俺の中で名津子=お嬢様の図式が完全にできあがった。
1階はきっと名津子がやってる店なんだろう。
ってことは、その上がすべて名津子の家?
「名津子、ここってマンション?」
「いえ。普通の一軒家ですよ。」
普通なわけないだろ?どう考えたって、1フロアに3軒は入るぞ。
「どうぞ。ジュノさん、猫平気でしたよね?」
「うん。大好き。」
「良かった~!うちの子達喜ぶわ~!」
デッカイ玄関を開けて中に入れば、2階からドヤドヤと猫が降りてきた。
えっ?何匹いるんだよ!?
「名津子、何匹いるんだ?」
「10匹ですけど…言いませんでした?」
聞いてないしっ!
笑顔で元気いっぱいの名津子と一緒に飛行機に乗る。
「俺は帰るって訳じゃないんだけど。」
「あら?私の家はジュノさんの家じゃなくて?」
「…帰る!」
ああもうっ!朝から顔が真っ赤だよ!
名津子の家は、N市にあった。ツアーで何度も訪れたことのある都市。
訊いた住所をGoogle+earthで見てみれば、すっごいデカイ家ばかり。
これって高級住宅街ってやつだよな?お嬢様ってやつか?
近隣の空港に着き、タクシーを拾うとしたら、
名津子が車で来てるという。
駐車場について行けば、どこかで見たことある車。
「名津子、これってテクヒョンがモデルやってる車?」
「そうですよ。これは旧型ですけど。」
やっぱりお嬢様?
「運転しようか?」
「N市の高速ってややこしいんですよ。なので、寝てて下さい。30分ぐらいで着きますから。」
「寝ないし!」
俺は助手席に乗せられ、名津子の言葉通りすぐに寝てしまった。
「ジュノさん、ジュノさん!」
「ん…着いたの?」
「はい。長旅お疲れ様です。」
俺は車から降り、目の前に広がる風景に愕然とした。
なんだよ、このデカイ家っ!
「家ってここ?」
「はい。ジュノさんのお部屋も用意してありますよ。」
にっこりと笑う名津子。俺の中で名津子=お嬢様の図式が完全にできあがった。
1階はきっと名津子がやってる店なんだろう。
ってことは、その上がすべて名津子の家?
「名津子、ここってマンション?」
「いえ。普通の一軒家ですよ。」
普通なわけないだろ?どう考えたって、1フロアに3軒は入るぞ。
「どうぞ。ジュノさん、猫平気でしたよね?」
「うん。大好き。」
「良かった~!うちの子達喜ぶわ~!」
デッカイ玄関を開けて中に入れば、2階からドヤドヤと猫が降りてきた。
えっ?何匹いるんだよ!?
「名津子、何匹いるんだ?」
「10匹ですけど…言いませんでした?」
聞いてないしっ!
