
なぜ?
第7章 始まり
「しばらくコイツらを置いてくれませんか?」
「えっ?それは構いませんが、ソウルでのお仕事は?」
「レコーディングをこっちでやることになって…ホテルにカンヅメにしようとしたら、名津子さんのとこがいいって言い出しましてね。」
N市に先月最新のレコーディングスタジオができた。
地方都市ってこともあり、あまり予約が入ってなくて、
俺たちが長期でおさえても問題がなかった。
それに、いつもとスタッフや場所を変えることによって、
より良いものができるんじゃないかという期待もあった。
ジュノを韓国に戻すには早すぎるっていうのもあった。
ホテルにならなかったのは、相互の利益が交錯した結果だ。
マネージャーは俺たちの監視と健康管理を外注できるし、第一逃走する恐れもない。
俺たちは、リラックスしてレコーディングに集中できる。
名津子は……ジュノがいるっていう以外のメリットは…ないな。
っていうか、名津子に負担を強いるばかりで、デメリットの方が大きい。
「えっ?それは構いませんが、ソウルでのお仕事は?」
「レコーディングをこっちでやることになって…ホテルにカンヅメにしようとしたら、名津子さんのとこがいいって言い出しましてね。」
N市に先月最新のレコーディングスタジオができた。
地方都市ってこともあり、あまり予約が入ってなくて、
俺たちが長期でおさえても問題がなかった。
それに、いつもとスタッフや場所を変えることによって、
より良いものができるんじゃないかという期待もあった。
ジュノを韓国に戻すには早すぎるっていうのもあった。
ホテルにならなかったのは、相互の利益が交錯した結果だ。
マネージャーは俺たちの監視と健康管理を外注できるし、第一逃走する恐れもない。
俺たちは、リラックスしてレコーディングに集中できる。
名津子は……ジュノがいるっていう以外のメリットは…ないな。
っていうか、名津子に負担を強いるばかりで、デメリットの方が大きい。
