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なぜ?

第8章 秘密

「イタリアにお墓を建てると、そこに両親を置き去りにしてくる気がしたの。だから建てなかった。」
「つらかったね…」
名津子の頭をゆっくりと撫でてやる。

「大丈夫。今はジュノさんがいてくれるし。」
俺を見て、ニッコリ笑う名津子に添い寝しながら、眠りに落ちるまでゆっくりと頭を撫で続けた。




寝れね~。
ここで名津子を襲ったら、俺はただのケダモノ呼ばわりされる。
かといって、メンバーのところには行きたくない。

こういうときは、不本意だが…

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