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なぜ?

第8章 秘密

「ただいま。」
「おかえりなさい。」
名津子、一応出迎えはしてくれるんだ。

「名津子、俺さ、本当にジョディとは何で…」
「ジュノ。ちがうの。」
「え?何が?」
「淋しかったの。目が覚めたらいるはずのジュノがいなくて、すっごく不安になって、必死になって探したら、ジョディとじゃれてて…淋しかった。」
かかか、かわいい!そうか、俺がいなくて拗ねてたのか!

「名津子、おいで。」
名津子は広げた腕の中に入った。ギュッと抱き締めてやる。
「絶対に一人にしないから。そばにいるから。安心して。」
「うん。ジュノ、約束…」

名津子はそう言って俺にキスをしてきた。

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