
なぜ?
第8章 秘密
「ぐへへへへ。フフフ、ハーハッハッハ。」
帰ってきてからジュノがおかしい。
ずっと顔のデッサンを崩したまま、薄気味悪い笑い声をあげてる。
天敵のブラッシングなんかしてるし、怒って噛みつかれてんのに、気にもしてない。
キモい。キモ過ぎる。
「ヒョン。ついにジュノが壊れた。」
「よっぽど名津子とのことがショックで頭がやられたんだな。」
「ご飯ですよ~!」
名津子の声で、ダイニングに集まる。
食事をしながらも、ずっと薄気味悪い笑顔は続いたままだ。
「キモい。」
「ウヨンどうした?エビ食べるか?」
「要らない!」
「そうか。ほしかったら言えよ~」
ジュノに訊いたところで真っ当な返事が聞けるとは思えず、名津子に確認する。
「ねえ、ジュノに何か言った?」
「ジュノがいなくて淋しかった。って言ったら、ああなったの。」
ああなった。って…そりゃあそんな破壊力満載なセリフ食らえば、
ジュノじゃなくっても、おかしくなるよ。
名津子、オマエの言葉一つでジュノなんかどうにでもなるって自覚しろよ。
帰ってきてからジュノがおかしい。
ずっと顔のデッサンを崩したまま、薄気味悪い笑い声をあげてる。
天敵のブラッシングなんかしてるし、怒って噛みつかれてんのに、気にもしてない。
キモい。キモ過ぎる。
「ヒョン。ついにジュノが壊れた。」
「よっぽど名津子とのことがショックで頭がやられたんだな。」
「ご飯ですよ~!」
名津子の声で、ダイニングに集まる。
食事をしながらも、ずっと薄気味悪い笑顔は続いたままだ。
「キモい。」
「ウヨンどうした?エビ食べるか?」
「要らない!」
「そうか。ほしかったら言えよ~」
ジュノに訊いたところで真っ当な返事が聞けるとは思えず、名津子に確認する。
「ねえ、ジュノに何か言った?」
「ジュノがいなくて淋しかった。って言ったら、ああなったの。」
ああなった。って…そりゃあそんな破壊力満載なセリフ食らえば、
ジュノじゃなくっても、おかしくなるよ。
名津子、オマエの言葉一つでジュノなんかどうにでもなるって自覚しろよ。
