
なぜ?
第9章 遠距離
それからの2ヶ月、俺も名津子も毎日忙しく仕事をしていた。
頻繁にLINEをして、夜には電話をする。
すごく充実した幸せな日々だった。
「ちょっと!どういうことよっ!」
ある日のテレビ収録の会場でのことだ。入場口でトラブルが発生した。
「ちゃんとチケットがあるのよ!?どうして入れないの!?」
「どうしたの?」
「あっ!ジュノさん!何でもないですっ!」
「何でもないってすごい騒ぎだけど…」
俺は声のする下のフロアを覗いた。
…あっ、リナ?
「チケットはあるって言ってんでしょ!さっさと入れなさいよっ!」
「あなたの入場はお断りです。」
「ジュノ呼んで!ジュノなら入れてくれるわ!」
「他のお客様のご迷惑に…」
「ジュノ、行くぞ。」
俺がミンヒョンに肩を抱かれて背中を向けた時だった。
「あっ!ジュノっ!!」
リナに見つかった。
「ジュノ!あんた私のこと捨てんの?!あんな日本人のオバサンに騙されてんのよ!」
リナはあるかぎりの暴言をはきながら、警備員達によって連れ出された。
「大丈夫?落ち着いた?」
クンヒョンが俺に水を手渡し声をかけてくれた。
「うん。ありがとう。大丈夫。」
「ジュノのせいじゃない。気にするな。」
「うん。」
俺はボーっとしながら、何とか収録を終えた。
頻繁にLINEをして、夜には電話をする。
すごく充実した幸せな日々だった。
「ちょっと!どういうことよっ!」
ある日のテレビ収録の会場でのことだ。入場口でトラブルが発生した。
「ちゃんとチケットがあるのよ!?どうして入れないの!?」
「どうしたの?」
「あっ!ジュノさん!何でもないですっ!」
「何でもないってすごい騒ぎだけど…」
俺は声のする下のフロアを覗いた。
…あっ、リナ?
「チケットはあるって言ってんでしょ!さっさと入れなさいよっ!」
「あなたの入場はお断りです。」
「ジュノ呼んで!ジュノなら入れてくれるわ!」
「他のお客様のご迷惑に…」
「ジュノ、行くぞ。」
俺がミンヒョンに肩を抱かれて背中を向けた時だった。
「あっ!ジュノっ!!」
リナに見つかった。
「ジュノ!あんた私のこと捨てんの?!あんな日本人のオバサンに騙されてんのよ!」
リナはあるかぎりの暴言をはきながら、警備員達によって連れ出された。
「大丈夫?落ち着いた?」
クンヒョンが俺に水を手渡し声をかけてくれた。
「うん。ありがとう。大丈夫。」
「ジュノのせいじゃない。気にするな。」
「うん。」
俺はボーっとしながら、何とか収録を終えた。
