異世界での出来事
第2章 ここはどこ?
アパートに帰り、着替えを済ませる。
長袖Tシャツにパーカー、ジーンズを穿いたら、どこから見ても大学生。
昼飯を調達しにスーパーへ。そう、自炊をするためだ。
スニーカーを履き、誰もいない部屋に向かって「行ってきまーす!」
エレベーターで1を押し、扉が閉まった瞬間であった。
床がグラッ!
龍之介が倒れる。エレベーターの壁で頭を打ち、そのまま意識が薄れていく。
「早く逃げなきゃ」と、思いいつつ。
眼を覚ますと、どこか判らない暗い部屋。
俺、助かったんだ!
身体中を動かし、異常が無いことをたしかめた。
「眼が覚めましたかな?」
白いローブを着た、白髪の老人。賢者が持っていそうな立派な杖。
「ここはどこですか?」
「ローズダンル王国だが。」
「ローズダンル?」聞き覚えのない国。王国なんて付く国があったかなー。
「まあ、今日はゆっくりしなされ。」
ロウソクに火をつけて歩きだす老人。
「ついてきなさい。」
老人の後ろを歩く龍之介。
大きな扉の前に立つと、ゆっくりと扉が開く。
廊下に出るとテラスみたいな廊下。外はもう夜。腕時計を見ると21:22。
昼前だったはずなのに。約10時間も眠っていたことになる。
無駄に広い階段を上がり、連れてこられたのは、食堂みたいな部屋。
大勢の人が働いていた。芳ばしい匂いにお腹が鳴る。
係りの女性が俺の食事を持ってきた。
前に座る老人に向かい「賢者様、成功したんですね。」
喜びはしゃいでいる姿を見て、他の係りの人も喜んでいる。
厨房の中から、声が聞こえる。「どいつが勇者だ!」
大きな声だったので、俺の耳にもしっかり聞き取れた。
「勇者?俺が?」
満面の笑みで賢者が頷く。
頭をフル回転させ、勇者=チート=異世界だと俺の頭で導きだされた。
長袖Tシャツにパーカー、ジーンズを穿いたら、どこから見ても大学生。
昼飯を調達しにスーパーへ。そう、自炊をするためだ。
スニーカーを履き、誰もいない部屋に向かって「行ってきまーす!」
エレベーターで1を押し、扉が閉まった瞬間であった。
床がグラッ!
龍之介が倒れる。エレベーターの壁で頭を打ち、そのまま意識が薄れていく。
「早く逃げなきゃ」と、思いいつつ。
眼を覚ますと、どこか判らない暗い部屋。
俺、助かったんだ!
身体中を動かし、異常が無いことをたしかめた。
「眼が覚めましたかな?」
白いローブを着た、白髪の老人。賢者が持っていそうな立派な杖。
「ここはどこですか?」
「ローズダンル王国だが。」
「ローズダンル?」聞き覚えのない国。王国なんて付く国があったかなー。
「まあ、今日はゆっくりしなされ。」
ロウソクに火をつけて歩きだす老人。
「ついてきなさい。」
老人の後ろを歩く龍之介。
大きな扉の前に立つと、ゆっくりと扉が開く。
廊下に出るとテラスみたいな廊下。外はもう夜。腕時計を見ると21:22。
昼前だったはずなのに。約10時間も眠っていたことになる。
無駄に広い階段を上がり、連れてこられたのは、食堂みたいな部屋。
大勢の人が働いていた。芳ばしい匂いにお腹が鳴る。
係りの女性が俺の食事を持ってきた。
前に座る老人に向かい「賢者様、成功したんですね。」
喜びはしゃいでいる姿を見て、他の係りの人も喜んでいる。
厨房の中から、声が聞こえる。「どいつが勇者だ!」
大きな声だったので、俺の耳にもしっかり聞き取れた。
「勇者?俺が?」
満面の笑みで賢者が頷く。
頭をフル回転させ、勇者=チート=異世界だと俺の頭で導きだされた。