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異世界での出来事

第5章 都会へ

「猫耳以外は新品です。」

「戦闘の時の武器は?」

「エルフが魔法剣士。ダークエルフが魔術師。猫耳は体術。魔人が剣士です。」

「エルフの魔法剣士で。」

「お約束の白金貨6枚では、足りませんが。」

「いくら足りないの?」

「金貨5枚と、2人分の奴隷契約書作成代が金貨5枚です。」

白金貨を1枚渡す。

「まいどおおきに。ギルドカードをお願いします。」

ギルドカードに奴隷が書かれる。



真矢 龍之介(18) Lv.56

職業:農業

商業ギルド ランクD 金貨50枚 本年度税払い済

冒険者ギルド ランクS 21/100 

教会ギルド 上級位

共通二つ名:瞬速の術師

奴隷:スキア・ラーシア


スキアとラーシアが胸元を見せる。

奴隷紋の中央に龍の字が浮き出ている。

これが奴隷契約書みたいだ。



ひょんなことから、奴隷を2人持つことになるとは。

朝の有楽街を歩きながら頭を抱える龍之介。

今日は大工の所に行かなくちゃな。

歩きながら、二人のギルドカードを見る



スキア(21) Lv.20

職業:冒険者(奴隷)

冒険者ギルド ランクC 46/100 

主:真矢 龍之介



ラーシア(20) Lv.31

職業:森の番人(奴隷)

冒険者ギルド ランクC 78/100

主:真矢 龍之介



暗記しとこ。



「こんにちは。どなたかいらっしゃいますか?」

「へーい!」

「家を建てたいんですけど。」

「はい。いいですよ。どんな家にしますか?」

「柱と屋根を建ててほしいんですが?」

「柱と屋根だけ?」

「はい。」

「お金がそこまでしか無いってことか。」

「いいですか?」

「いいけど、早く囲いを造らないと腐っちゃうよ。それでもいいのか?」

「はい。いいです。」

「白金貨20枚で。かまわんよ。」

ギルドカードからでもいいですか?

「ああ、そっちのほうが助かる。」

「では。」

ギルドカードを出し、水晶の板に乗せて光る。

「はい。どうも。明日からでも仕事出来るよ。」

「そうですか。よろしくお願いします。」

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