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異世界での出来事

第6章 非道なる治癒

それから3日間は家の壁作りに時間を費やし、やっと出来上がりました「我が家」。

レンガ作りが進まないので、屋敷周りの壁はボチボチすることにした。

大量のレンガを作成したので、小丘の中は空洞になってしまった。

そのため急遽、洞窟入口前に馬車置場をつくった。

洞窟の中は、ひんやりしていて少し肌寒いくらいだ。

「これなら、天然の冷蔵庫になるだろう。」

1年中と言っていいぐらい暑い日が続いているらしい。

雨が降れば、1ヶ月は続くと村長から教えて貰った。

だから1年中、水不足なのだろう。

「作った野菜や肉を使いレストランをするのもいいかも!」

「風呂を温泉にして、診療室に、野菜売り場や肉加工品なども販売してみよう!」

「レストランで働く人を募集しなくては。」

「子ども達は畑でいいですか?」

「いや、子ども達には馬車の世話もしてもらいたい。」

いろんなアイデアが出てくるもんだなぁ~と、満足する龍之介であった。

何にしても、人員不足だ。

帝都で稼いだ金貨もあることだし、徐々に人員を増やそう。

もうそろそろ、第1回目の記念すべき収穫が待っている。

早速、村長さんに相談することに。

「あの、食べ物屋をしたいので、調理できる人を募集したいのですが、誰かいい人居ませんか?」

「食べ物屋と言われてもの~!ふむっ。どんな食べ物なんだい?焼き物かい?煮物かい?」

「いろんな食べ物を提供したいと考えてます。定食から軽食まで。」

「酒は出すのか?」

「できれば。」

「それなら、村全体の女性を集めて説明するのが一番じゃ!」

「今夜にでも広場に集めよう。」

「よろしくお願いします。」

「詳しい話は、その時にな!」

よし、これで何とかなりそうだな!

あとは給金を考えなくては....

あっ!メニューを考えなければ!

屋敷に戻り、ラーシアさんを探し

給金やメニューなんかも相談することにした。

異世界事情に疎いので、ラーシアさんは貴重だ!

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