異世界での出来事
第7章 つくるぞ!カントリーパークを
戸惑っている人に声を掛けてみた。
「どうですかねぇ~、働いて貰えるとありがたいんですけど。」
「働きたいんです。でも・・・・。」
「んっ?どうされたんですか?」
「私たち夫婦は、村で畜産されている人の世話になってるんです。
忙しいときは手伝いをさせていただいているんで、商売敵の所で働けないんですよ。
それに・・・。」
「まだ何かあるんですか?」
「料理スキル持ってないし。勘定の計算もねぇ~。」
(なるほど!スキルなのか!スキルいるんですね。)
前に並んでいる人のところで
「みなさん、何のスキルをお持ちですか?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
ううっ!ま、まさか。計算もできないのか?
こ、これでは、レストランどころの話ではない。
入浴、お土産、売店にしたってお金のやり取りしないと成り立たない。
今から算数を教えたところで、間に合わない。
行き詰った。
計算違いしていたのは俺だった。
頭を抱えていると、ナーシャ、スキア、ラーシアが笑顔で答える。
「私たちは計算できますよ。」
ありがたい。「ほっ。」
「でも、料理スキルはありませんが。」
「料理スキルがあるのと、ないのではどう違うの?」
「それは、美味しいか美味しくないかです。」
「はぁ?それならどの家も不味い物を食べてるの?」
「食べられる物があればいいほうですよ。
食うに食われず、その辺に生えている草がごちそうってとこもありますよ。」
雑用ばかり12人居てもなぁ~!
レストラン。諦めるかー。
料理人どころか、料理の仕方が判らないんじゃね。
今までよく暮らせられたもんだ。
栄養偏って病人続出しかねない状況だった。
「それもこれも、水不足が原因なんだって。」
野菜育てるより、飲み水が先だからだろう。
野菜に水撒いて怒られたもんなぁ!
「そうか!なら、いい野菜作って売ろうじゃないか!」
「お金がある家が何軒あるでしょうね。」
「はい?ここでは商売できないってこと?」
「難しいでしょうね。」
12人の人に向かって「明日から畑仕事をしていただきます。
よろしくお願いします。給金は一人1日銀貨5枚です。
食べ物支給でもいいですよ。」
「食べ物支給?」
「はい。給金の換わりに食べ物で支払ってもいいですよ。」
「どうですかねぇ~、働いて貰えるとありがたいんですけど。」
「働きたいんです。でも・・・・。」
「んっ?どうされたんですか?」
「私たち夫婦は、村で畜産されている人の世話になってるんです。
忙しいときは手伝いをさせていただいているんで、商売敵の所で働けないんですよ。
それに・・・。」
「まだ何かあるんですか?」
「料理スキル持ってないし。勘定の計算もねぇ~。」
(なるほど!スキルなのか!スキルいるんですね。)
前に並んでいる人のところで
「みなさん、何のスキルをお持ちですか?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
ううっ!ま、まさか。計算もできないのか?
こ、これでは、レストランどころの話ではない。
入浴、お土産、売店にしたってお金のやり取りしないと成り立たない。
今から算数を教えたところで、間に合わない。
行き詰った。
計算違いしていたのは俺だった。
頭を抱えていると、ナーシャ、スキア、ラーシアが笑顔で答える。
「私たちは計算できますよ。」
ありがたい。「ほっ。」
「でも、料理スキルはありませんが。」
「料理スキルがあるのと、ないのではどう違うの?」
「それは、美味しいか美味しくないかです。」
「はぁ?それならどの家も不味い物を食べてるの?」
「食べられる物があればいいほうですよ。
食うに食われず、その辺に生えている草がごちそうってとこもありますよ。」
雑用ばかり12人居てもなぁ~!
レストラン。諦めるかー。
料理人どころか、料理の仕方が判らないんじゃね。
今までよく暮らせられたもんだ。
栄養偏って病人続出しかねない状況だった。
「それもこれも、水不足が原因なんだって。」
野菜育てるより、飲み水が先だからだろう。
野菜に水撒いて怒られたもんなぁ!
「そうか!なら、いい野菜作って売ろうじゃないか!」
「お金がある家が何軒あるでしょうね。」
「はい?ここでは商売できないってこと?」
「難しいでしょうね。」
12人の人に向かって「明日から畑仕事をしていただきます。
よろしくお願いします。給金は一人1日銀貨5枚です。
食べ物支給でもいいですよ。」
「食べ物支給?」
「はい。給金の換わりに食べ物で支払ってもいいですよ。」