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異世界での出来事

第8章 南領「バーク伯爵」

野菜を売り上げ、売上金を勘定していたら、子どもが銀貨2枚とコップを持ってきた。

「牛の乳、ください!」

銀貨1枚を貰い、銅貨5枚を渡し、砂糖入り牛乳をコップに注いだ。

「うわっ!美味しい!」喉を鳴らしながら飲みほした。

お辞儀をして帰っていく。

また、勘定をしていると、さっきの子どもが、母親を連れてやってきた。

「牛の乳、下さい。」「2杯お願いします。」

母親が銀貨1枚出してきたので「銅貨5枚です。子どもさんの分はサービスです。」

母親は銅貨5枚を渡してきた。

「まいど。」

子どもから、砂糖入り牛乳をコップに注ぎ、最後に母親のコップに注いだ。

親子で満足してくれたみたいだ。

そうして、勘定に戻ったら、エミリが耳を引っ張ってきた。

「あんたねっ!牛乳までサービスすることないんだからね!」

「子どもは可愛いんでつい。」

「ほんとうに?母親の方を口説いてたりして.....」

そんなエミリは無視して、勘定に戻る。

お金を数え終わったら、銅貨1206枚分あった。

銀貨も沢山あったが、数えやすいように銅貨10枚として計算した。

みんなに報告する。

「今回の売上金は、金貨12枚と銅貨6枚でした。」

三人から拍手を貰い、片付けた後に、少し早いが屋台で昼ごはんにした。

ご飯を食べた後は、自由行動にして、エミリとミーナは商店街に消えていった。

残ったラーシアは、買い物は別にないみたいだったので、子どもたちのおやつを買いに行って貰う。

おれは、寝具屋へ。もちろんキングサイズのベットを注文しに行き、

その後、樽屋に行き、大きい樽2個と、小さい樽2個を買う。

雑貨屋に行き、生活必需品を購入し、道具屋でポーションを購入した。

馬車に戻ると、みんな揃ってたので村に帰る。

帰りの道中、2人が何を買ったのか気になったので聞いてみた。

「「家族の服に、生活必需品と調味料」」

こんな長い台詞なのにハモっていた。

馬車に揺られること2時間。

村に着いた。

着いたのはいいが、また、村の入口で止められた。

村長さんが「貴族様が会いに来い」と。

用件が判らないので、一旦、自宅へ帰る事に。

エミリとミーナは、家に寄ってから来るみたいだ。

買った物を置いてくるんだろう。

(それにしても貴族様が何の用なのだろう)

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