売り専ボーイ・ナツ
第4章 ボーイ仲間との日常
牛丼を食べながら、ショウキくんはずっと携帯で誰かにメールを打っていた。
一度電話もかかってきて
「あーもうすぐ行くよ」
と言っていたから、それがエリートの誰かだということだけわかった。
そして、いよいよ。
ショウキくんい連れられて入ったのは、最初いたマンション(ちなみに、そっちの店の名前はボーイズ・ヘブンという)から徒歩で20分ほど、繁華街の裏通りにある雑居ビルの中。
その3階にエリートはあった。
外から見た印象。
普通のスナック。
ドアには「会員制」の札がかけられ、そこらにあるゲイバーとそっくりだ。
ショウキくんについて黙って中へ。
内側の印象。
やはり、ゲイバーそのまま。
狭い店内には5人ぐらいがやっと座れるボックスと呼ばれる席と、他に5人ぐらいが座れるスツールが並んだバーカウンターがあった。
バーカウンターの中には鏡月など、ゲイバーでよく見かける普通の酒が並んでいる。
カウンターの中だけは明るく照らされているが、店内は総じて暗い。
えんじ色のソファーは小さい頃おばあちゃんとよく乗った古い電車のシートを思い起こさせた。
「ショウキ、いらっしゃーい」
そう軽い調子で言ったのは、ソファーに座っていた男。
薄暗い中ではっきりとは見えないが、たぶん髪は金に近い茶色。腕に届くほど長い。
ぴったりとしたデニムに、ぴったりとした白いTシャツ。
肌はかなり濃い茶色。絶対に日焼けサロンで焼いている。
めちゃ、ちゃらい。お兄系?ギャルお?
まさか・・・
「あ、新しい子だよね?コウくんから聞いているよ。ヒロです」
まさかのこの人がヒロさん。この人が、このちゃらい人が店長?
コウさんのような落ち着いた大人な青年を想像していた俺は、正直かなり驚いていた。
一度電話もかかってきて
「あーもうすぐ行くよ」
と言っていたから、それがエリートの誰かだということだけわかった。
そして、いよいよ。
ショウキくんい連れられて入ったのは、最初いたマンション(ちなみに、そっちの店の名前はボーイズ・ヘブンという)から徒歩で20分ほど、繁華街の裏通りにある雑居ビルの中。
その3階にエリートはあった。
外から見た印象。
普通のスナック。
ドアには「会員制」の札がかけられ、そこらにあるゲイバーとそっくりだ。
ショウキくんについて黙って中へ。
内側の印象。
やはり、ゲイバーそのまま。
狭い店内には5人ぐらいがやっと座れるボックスと呼ばれる席と、他に5人ぐらいが座れるスツールが並んだバーカウンターがあった。
バーカウンターの中には鏡月など、ゲイバーでよく見かける普通の酒が並んでいる。
カウンターの中だけは明るく照らされているが、店内は総じて暗い。
えんじ色のソファーは小さい頃おばあちゃんとよく乗った古い電車のシートを思い起こさせた。
「ショウキ、いらっしゃーい」
そう軽い調子で言ったのは、ソファーに座っていた男。
薄暗い中ではっきりとは見えないが、たぶん髪は金に近い茶色。腕に届くほど長い。
ぴったりとしたデニムに、ぴったりとした白いTシャツ。
肌はかなり濃い茶色。絶対に日焼けサロンで焼いている。
めちゃ、ちゃらい。お兄系?ギャルお?
まさか・・・
「あ、新しい子だよね?コウくんから聞いているよ。ヒロです」
まさかのこの人がヒロさん。この人が、このちゃらい人が店長?
コウさんのような落ち着いた大人な青年を想像していた俺は、正直かなり驚いていた。