売り専ボーイ・ナツ
第2章 売り専への道
俺がこのシゴトを始めたのは、20歳になったばかりの頃だ。
このシゴト、つまり売り専。
男が男に指名をもらい、セックスをする。同性愛版風俗。
売り専の店にはいくつかのタイプがある。
バーのようになっていて、客がボーイの男の子と酒を飲み交わし、気に入ったら近くのホテルや自宅に連れ出す「バータイプ」。
マンションの中にあり、受付のファイルなどでボーイを選び、そのマンションの一室で事に及ぶ「マンションタイプ」。
最近では、決まった店舗を持たず、ネット上でボーイを選んで指名する「ネットタイプ」などもある。
俺が20歳で飛び込んだのは、大阪のマンションタイプの売り専だ。
今はつぶれてしまって、もうない。
俺に「ナツ」という名前をくれた、思い出の店。
それはたった一週間の体験入店だった。
20歳になったばかりの夏休み。
俺は、オレンジ色がレトロな雰囲気の近鉄特急に乗り、大阪へ向かった。
このシゴト、つまり売り専。
男が男に指名をもらい、セックスをする。同性愛版風俗。
売り専の店にはいくつかのタイプがある。
バーのようになっていて、客がボーイの男の子と酒を飲み交わし、気に入ったら近くのホテルや自宅に連れ出す「バータイプ」。
マンションの中にあり、受付のファイルなどでボーイを選び、そのマンションの一室で事に及ぶ「マンションタイプ」。
最近では、決まった店舗を持たず、ネット上でボーイを選んで指名する「ネットタイプ」などもある。
俺が20歳で飛び込んだのは、大阪のマンションタイプの売り専だ。
今はつぶれてしまって、もうない。
俺に「ナツ」という名前をくれた、思い出の店。
それはたった一週間の体験入店だった。
20歳になったばかりの夏休み。
俺は、オレンジ色がレトロな雰囲気の近鉄特急に乗り、大阪へ向かった。