普通×地獄=不幸↓
第1章 最初の夢と現実
歩いて10分くらいのところにある。検察庁5階に入った。受付で聴取通知を見せ、検察官と個室に入った。検察官は、やわらかい優しい口調で聴取が始まった。人と会話をするのは久しぶりだった。事情聴取通知の連絡が遅れたのは、盛岡検察庁からの書類が遅れた事だったらしい。さて、聴取の話しに戻ります。聞かれた事は、盛岡での事情聴取の確認だった。こと細かく話した。もう、けっこう日にちが経っていたので私も、記憶が忘れていることもあった。余談で現在の生活状態を聞かれた。仕事先からは裏切られ、精神科にかかって通院、就職先は見つけられずローン返済連絡、家族の生活費、離婚問題、自殺願望、病院からの服薬(安定剤、睡眠薬)、電話にも出れない。検察官は、話しを聞きながら、データをまとめていた。次に検察官から出た言葉は、私の体調を見て、聴取はまた次回にしましょう。法律上、精神的不安定な状態での聴取は禁止らしい。3時間の聴取予定だったが1時間半ぐらいで終わった。良い状態ではなかったが、ひさびさに家の外を歩いた。検察官から、次回の聴取日は予定では6月下旬になると言った。私は、精神状態がこの状況なので連絡は自宅電話、携帯電話禁止にしてもらった。電話が鳴るだけで恐怖心が出てくるからである。郵送で通知を送ってくれることになった。私の交通違反の処分は、まだ正式に決定はされていないようです。次の日、ハローワークに行く予定だが気持ちがのらない。何とかしなければと思う焦りだけが出てくる。行動に移せない。 つづく