テキストサイズ

天然にケダモノ

第4章 家出の梨原



「梨原、このままだと親御さんに来て貰わなくなっちゃうぞ」

「や……て…」

「ん?」

急に空気が変わった


「やめて!呼ばないで!!」

「り、はら……?」


親の話しを出した途端に梨原の顔つきが変り本気の拒絶を感じた


「先生、もし親を呼ぶんだったら先生が図書館でしてたことバラすから」


「え?」

「じゃあさよなら」



初めて梨原の感情を見た気がした







ストーリーメニュー

TOPTOPへ