愛は要らないから…
第2章 おじさま
「んっ…ぷはっ!」
攻められたことはあっても
キスだけでこんなに感じたことは無かった
証拠に…
「大丈夫?膝ガクガクしてる」
「もっ…はぁ…はぁ
ごめんなさい、立てなっ……」
プレイとか関係なく
本心で謝った
俺は先生の服に必死にしがみつき
先生も俺の腰を支えるように、いつの間にか立って抱き抱えてくれていた
くっそ…かっこ悪…
こんな漫画みたいなのあんの?……
「座って。」
俺は背もたれのある椅子に座れられ
キスを続けられた
「んんんぅー!!」
突然耳に違和感を感じて
キスをされて、口を閉じたまま声を出した
「触るだけでなんでこんなになるの?」
なぞるように、スーっと触られて
そう言われると
俺は普通じゃない感じ方をしてるんだと改めて気付かされた。
だけど、そうやって意識すればするほど
更におかしくなってしまう自分がいた。