愛は要らないから…
第9章 恋愛感情
「ふ、っ…ぁ……」
俺の横に大和が寝そべるとベッドが軋み
突然耳を舐められる
「ふはっ、いい反応」
「だっ、て…耳は……ひぅっ」
元々耳元で内緒話とか伝言ゲームをされるのも
くすぐったくて慣れないのに
舐められて
くちゅって音が直で大音量でするのなんて俺には刺激が強すぎる
それなのにもう体が鉛みたいに重たくて
大和を手で押し退ける事も
動けてももぞもぞする程度で逃げる事さえも出来ない
「今のうちに跡付けよっかな…
学校まだないだろうし、冬は着込むし、大丈夫だろ」
「ちょっ!大和!」
布団に潜り込んだかと思うと
俺に服を捲って、胸元に吸い付いた
「っ―――!」
ちくっとする痛みがして
見なくても、赤い印が出来たんだと分かった
「あぁん!大和、だめっ…」