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愛は要らないから…

第9章 恋愛感情



「お待たせしましたー。」


テーブルにはいちごパフェ
ポテトフライ

そして俺の前には鉄板に乗った熱々のハンバーグが出された


どうせ制覇するまで通うって意見を耳にしたら
あぁ、それもそうだなって考え始めて

結局お腹を満たす為だけの
期間限定でもないハンバーグでもいいかって結論になったのだ

ナイフで切り分けると
溢れる肉汁…美味しそう


「えへへ…いただきます!」

「ちょっとまったー!」

あと少しでお肉が口のなかに入るところだったのに
荒井はフォークを持った方の手掴み阻止した


「はい」

「んぐっ!!」

「うまい?」


突如、アイスといちごがたっぷり乗ったスプーンを一気に口のなかに入れられた


「美味しいけど、普通に食わせろ」

「また遠慮されたらやだし、選ぶとき食べたそうにしてたから
逆に感謝してほしいなー」

「………」


俺は水を飲んで口をリセットすると
にやにやしてる荒井を無視して食べ損ねたハンバーグを口に運んだ


「最初の一口じゃないといちご無くなるから
食べさせたのになー」

「…………」

「秋…子供か」

「っ…ありがとうございます!これでいいんだろ!」


ほんと、俺弄ばれてる
くっそー…

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