愛は要らないから…
第10章 嫉妬
「俺もずっと大和とこうしてたい。
ずっとここにいたい。
でも、それが出来ないから
昨日あんなにしたんだろ?
ちゃんと充電出来てるはずだよ?」
俺もそう
明日から高校三年生になる
その前に、春休みの間中俺はずっとここに居候して
求めあって
頑張れる為の充電をしてたつもり
「俺はまだ足りない」
「大和…また来るから、な?」
「………もっかい秋からキスして」
「はぁ?」
「早く」
そうしなきゃ
どうやらこの腕は離してくれないみたいだ
大和が甘えてて
形勢逆転じゃないけど、なんかちょっと嬉しくて優位に立った気分なのに
自分からってゆうのも恥ずかしい
でも…
俺は大和の顔を見つめ
唇を見つめると、こっちも次第に欲しくなってくる
「大和…」
俺は再び大和の唇に触れると
下を潜り込ませて、とろけそうに甘いキスを
思う存分味わった