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愛は要らないから…

第10章 嫉妬



「これから作戦会議を始めます」

「………なんの?」

「ばっかやろう!遠足の話に決まってんだろ!」


なんのことか分からずきょとんとしている荒井に
俺は喝をいれた


放課後
二人でコーヒーショップに寄り

荒井はキャラメルマキアート
俺はモカフラッペを飲みながら話を進めていく。


「まだ少し先の事だろ?」

「いいや!甘い!噂によると
人が混みすぎてアトラクションは2つくらいしか乗れなくて
あとはお土産買うだけしか時間がないって言われてるんだよ」

「ふーん…そりゃどうすることも出来ないね」

「それをなんとかするのが、この作戦会議なんだよ!
まずは…っと…」


俺は携帯でテーマパークのサイトを開いた



「俺はここ!行くとこを絞って
ニューヨークエリアと、ハリウッドエリアを中心にまわりたい!」


俺は携帯の画面を荒井に見せながら
提案をしてみた


「秋くんが言うなら、俺はどこでもいいよ」

「ほんと!?何か乗りたいアトラクションとか行きたいエリアとか無い?」

「うーん…パレードとかショーみたいなのあったよね?
あれなら待ち時間もないし観てみたい!」

「あぁ、確かに!」


ジェットコースターとかなら似たようなのが
色んな遊園地にあったりするけど、

パレードはその場所でしか見れないもんな!
俺も絶対観てみたい!


俺は再び携帯を操作して
パレードの開始時間を調べた

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