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愛は要らないから…

第10章 嫉妬



「これ、お前持ってろ」

「え…」


大和が戻ってくると
手をとられ何か小さくてひんやりと冷たい物を握られる

ゆっくり手を開くと
掌には鍵が、そこには確かにあった


「俺は、秋からなら連絡も要らないし
いつでも来ていいから」


じゃあ
この鍵は…大和の部屋の鍵……


「大和…」


口角が上がってるのが自分じゃ止めれないほど
なぜだか俺は嬉しいと思った


「ありがとう!」




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