愛は要らないから…
第11章 知らぬ間に
入場と共に荒井と走り
それでも何分も並び待たされた
大人気の後ろ向きに座って進む
一段と恐怖心が楽しめるジェットコースターに乗り
お昼にはテーマパークで有名なキャラクターがモチーフの食べ物を探して食べたり
時間通りに間に合い
最前列でパレードを観れて、凄くはしゃいだり
また別に、3D搭載の迫力アトラクションに乗ったり
勢いとノリで
小さい子供たちが乗るような1面ピンクと可愛らしいキャラクターがあしらったコーヒーカップに乗ったりもして
さすが、練りに練った作戦は大成功だなと
俺らは凄く楽しめた
「妹は甘いもので…大和は……」
後はお土産を買わないとって
ゆったりと二人でショップに入って色々見ていた
妹はここに行くこと知ってたから
お土産はどんなものがいいか、詳しく聞いてたんだけど
大和はどんなものが欲しいのか、全く分からない
まあ、あいつは元からこうゆうのって興味はそんなに無さそうだけどさ。
「ぶっさ」
ふと目についたストラップを手に取り、見てみると
つい、ふふっと笑ってしまった
緩い絵柄で書かれた、可愛いともかっこいいとも言えない
そして、そこまで有名でもないキャラクターのものだ。