愛は要らないから…
第12章 きっかけ
「荒井くんと神谷くんは
予定はもうなにか入ってる?」
「俺はまだなにも」
「俺も…」
俺は荒井に続いてそう言った
夏休みの予定なんかさっきどうこうしようと話してたばかりだから
全然空いてる
「じゃあ、とりあえずは8月の後半空けたままにしてくれる?
他の人の予定も聞いておかないとだから
詳しい日にちはまた今度伝えるね」
じゃあ、とクラスの女子は次の人に予定を聞きに
俺らから離れた
正直言って
楽しみ半分、面倒も半分
なんか全員って言われると強制参加みたいな感じだし
空いてるって言ってしまったんだ
もう行く事はしょうがないだろうな…
「あんまり、乗り気じゃない?」
「うーん…微妙……」
そもそもなにするのか決まってるのか?
海とか山とか場合によっては本当にきついかも…
外だけはやだ!
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える