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愛は要らないから…

第12章 きっかけ



「あとは鶏肉と……あ、そうだ
今日の献立!大和、なにか食べたいものある?」

「なんでもいい」

「うっわ、それ一番困るやつ」


無事一学期は終わり
夏休み初日

当たり前のように俺は大和のもとへ
居候する気満々で向かい

今はあまり外に行かなくてもいいように

二人でスーパーに出掛けて
食材の買い溜めをしているところだ


「あ、アイス…」

「ちょっ、大和!アイスは飯じゃねぇぞ!」


くそ…

大和は買い物かごを持って
そのまま冷凍やアイスクリームの置いてあるコーナーへ行ってしまった


ご飯のお供にアイス乗っけてやるからな……!


それでも
他にも食材を買わなきゃいけないし

大和の事はほっといて
俺は俺で買い物を続けた


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