愛は要らないから…
第12章 きっかけ
帰り道俺はずっと不機嫌丸出しの顔だったとおもう
「………」
大和の手には袋が…
結局エプロンは買われてしまった……
いいよいいよ!
買っただけなんだから!着けなければいいだけの話だし!
なんだか楽しそうに隣を歩く大和を
横目で睨みけ、俺は大和と真逆のオーラを解き放った
「秋くん?」
ずっと睨みつけていた横にいる大和じゃなくて
前から名前を呼ぶ声がして見てみる
「荒井?」
私服だから一瞬全く誰か分かんなかった
こうして会うとちょっと違和感があるとゆうか新鮮…
「友達?」
荒井は大和をちらっとみてそう言った
「あ、ううん。兄。」
「あっ、お兄さん…!
あんまり似てなくて分からなかった」
確かに大和とは似てないかも
背丈も顔つきも、性格も
そうゆう思考と
少し不思議そうに微笑む荒井につられて
俺も口角が上がった