愛は要らないから…
第13章 溢れる想い
「嘘つき!秋くん上手いじゃん!!」
「にやにやすんな、気持ち悪い」
俺らは歌い終わって席に着くと、荒井はまた笑顔にもどってそう言う
あんな真面目だったから、俺もつい…
適当じゃ失礼かなって思って
でもこうして終わって我に帰ると
ちょっと…いや、かなり恥ずかしい……
だけどもう、一曲ちゃんと歌い終えたんだ
やることやった!俺の今日の仕事は終わり!
「もう、俺は歌わねぇからな!」
「えー…」
俺はそんな反応を無視して
ここからはずっと携帯とにらめっこしようと決断した