愛は要らないから…
第14章 俺のもの
「昨日はごめん…」
「………」
避けてもそばによる荒井は
反省はしているみたいだけど…
正直、謝られても許せないのが本心で
俺は無視し続けた
「秋くん…本当にごめんなさい
でも、まだ話したいことが…」「俺は別に話すことなんてない」
「もうなにもしない…!場所もファミレスとか人のいるとこにするから…
だからおねがい」
しゃがんで無理に俺の視界に無理矢理入ろうとする
荒井の表情は
捨てられた子犬みたいで
"憎めない"って感情が沸き上がってくる
それに条件も別に悪くはないし
よく考えれば
たった一回
しかもきっと勢いであやまちを犯しただけで…。
今まで通り本当に荒井はいいやつだって
信じてみていいのかな?
一回くらいチャンスを与えても…
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