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愛は要らないから…

第14章 俺のもの




放課後
俺が待ち合わせの場所に向かうと

先に荒井がいるのをみつけて
向かい合うように席に座った


長居はするつもりは無いし
もちろん話に来ただけたから、いつも食い意地はってる俺でも
ドリンクひとつだけ頼むと

店員さんに聞かれず、遮えられずに済むように
その飲み物がくるまで

暗黙の了解なのか
ただただ重たい空気なだけなのか

俺らは一言も発しなかった



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