愛は要らないから…
第8章 堕落
「んっ…んんっ…」
気付くと大和にキスをさせられていた
だめなのに、その行動で一瞬にして力が入らなくなる…
「ぁ…ん……やま、んっ…」
いつの間にか俺の方が下になって
ベッドに縫いつけられるように両腕を掴まれながら
行為が続けられる
このままじゃ、また最後まで…
ピピピピッピピピピッ―――――――
突然耳を突き刺すような音がして
やっと唇が離れた
「大和も早く起きなきゃだめだったんじゃん…ばか」
「はぁ…おはようのキスが……」
「うるさい、ご飯出来てるからさっさと顔洗ってこい」
音の正体のアラーム音を止めようと大和が仕方なさそうに起き上がると
俺もそそくさとベッドから降りてリビングに戻る
何がおはようのキスだよ
朝からあんな濃厚なのは反則だ…