愛のカタチ
第1章 ON~社会人×大学生~交わる心編~
和「ぁ、は…ぁ…」
智「和…」
ああ、熱いな。
和「…っ、ふ」
なんだってこの人の舌はこんなにも熱いんだろう。
和「あっ…」
俺はまだハタチだ。
そんな俺が女を抱いたってまだまだガキで。
和「んんっ」
熱い手で身体を撫でられるとか、熱い舌で胸を愛撫されるとか、そんなのはされた事が無かった。
智「大丈夫だから、力抜いて」
愛撫をされる側に回るなんて考えた事も無かった。
そんな俺が、初めての刺激に身体を震えさせたって、それは仕方の無い事なんだ。
和「っあ、はぁ…っ」
智「…ここ、気持ちいい?」
なんだか胸がドキドキして。
背中がゾクゾクと震えるんだ。
和「ん…」
智「ふふっ」
丁寧に俺の胸を舌でなぞる。
こんな感覚は初めてだ。
智「頬が、赤い…」
俺の顔を見て嬉しそうに微笑む。
その笑みのまま、俺の身体に熱い息を吹き掛けるんだ。
和「んっ、ふ…」
直に触れ合った体温は凄く気持ちよくて。
智「お前の身体、気持ちいいな…」
隙間無く肌を密着させるんだ。
和「…っ、あ」
智「ここも、熱いよ」
俺の耳を熱い息で擽りながら、俺の硬くなったものを撫でる。
和「あっ、は、お、おおのさ…」
智「和…」
熱い息から熱い舌をうねらせ、俺の内耳に卑猥な音を響かせるんだ。
和「んっ、ぁ…」
耳から直に響くその音と熱で、俺の頭は既に朦朧としている。
和「んんっ」
それに加えてこの刺激。
もう身体が熱くて胸は高鳴って。
心臓が口から飛び出そうだ。
智「ふふ、可愛いな…」
和「おっ、おおのさ」
手で撫でられてるだけなのに、こんなに気持ち良くなれるものなのか。
和「あ…っ?」
智「ほら、じっとして」
和「え、ちょ…、んっ、く…」
俺を包むこの熱さ。
その熱い口内は、一瞬で俺を溶かすんだ。