
愛のカタチ
第2章 NO~サラリーマン×花屋~天使みつけた編~
カチャ...
智「あ、そこは」
和「ケツも冷えてんだろ」
俺は智のベルトに手を掛けた。
いや、本当に冷たそうだったし。
別に変な意味じゃ無い。
智「で、でも。恥ずかしい」
和「...俺の前でよくそんな事言えたな」
俺を見ろ。
お前がいきなり乗り込んで来るから素っ裸なんだけど。
和「じっとしてろって」
別に変な意味じゃ無いし、変な気を起こした訳でも無い。
だけどコイツが。
妙に恥ずかしがるから、俺も少しだけドキッとしたんだ。
智「ぁ...、あったかい...」
ふぅ、と小さな息を漏らして目を閉じる。
和「だろ?」
濡れた服を纏い、髪から雫を滴らせ目を閉じる。
服を脱がされるのが恥ずかしかったのか、その手は俺の腕を掴んでいるし。
智「ん...」
素直に頷くコイツを可愛いと思ってしまっても、俺がおかしい訳じゃないと思うんだ。
智「...ドコ見てるの」
和「え?」
だけど下ろしたファスナーの奥をうっかり見ていた事に関しては、俺はイカれてるのかなと思う。
智「えっち」
ファスナーを下ろしはしたけど、下着はちゃんと履いてるんだ。
それに比べて俺は素っ裸。
和「それはお前じゃん」
智「寒かったんだよ」
和「だから温めてやってんだろ」
シャワーをそのファスナーの奥にかけてやった。
すると、寒くて小さくなっていたであろうものが、温まった為に元の大きさを取り戻して来たようだ。
和「おま」
智「なに?」
勃っている訳では無い。
だけど緩んで元のカタチを取り戻したそれは、下着の上からでもはっきりと分かった。
和「デカくね...?」
智「は?」
和「いやいやちょっと、見せろ」
智「えっ、や、やだよ」
和「いいから」
智「よ、良くないっ」
こんなガキに負ける訳にはいかない。
コイツだけ俺を見て、心の中で笑ってるとか許さねえ。
イヤイヤと身体を折り曲げ抵抗する智を壁に押さえ付け、俺は智の下着に手を掛けたんだ。
