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愛のカタチ

第2章 NO~サラリーマン×花屋~天使みつけた編~



智「んぁ、ぁっ」


俺の腕を掴み、ビクッと震えるその身体。
それは紛れも無く、人間の反応なんだ。


智「っ、も、やめ」

和「もっと解さないと駄目なんでしょ?」

智「んぅっ」


指を増やすと、俺を掴む手に一層力が込められた。


智「は...ぁ、ぁっ」


人間の反応を引き出す。
コイツは天使なんかじゃないんだ、人間なんだとわかる為に、俺はもっとコイツを鳴かせる。


智「あぁ...っ」


甘美な声。
一瞬天使かと疑う様なその甘い声も、実際は只の男の声なんだ。

眉をしかませて震える姿も、その刺激に反応して跳ねる身体も、只の人間に違い無かった。


和「ここか...」

智「っ、カズ、そこは」


興奮して夢中になってただけじゃ無い。
俺はしっかり反応を見てた。


智「あ、ぁっ、だ、駄目...っ」

和「ふふ...」


身体が跳ね上がるポイントがあるなと思った。
だからそこを重点的に、丁寧に撫でてやる。


智「は、ぁっ、か、カズっ、...っあ」


頭をぷるぷると振ってやめてくれと訴える。

だけどそれは、コイツが天使じゃ無くたって可愛い仕草だった。


和「気持ちいいんでしょ...?」

智「んぁ、っ、だ、駄目」


余裕の無くなったその声は、更に俺を煽る。


智「も、無理だよ…、離し、て」


脱力した身体は勝手に跳ねるんだ。
降参した様な顔を俺に見せ、懇願する。

その潤んだ瞳と薄く開いた紅い唇に、俺は目眩がしそうだった。


和「お願いする時にそんな顔しちゃ駄目でしょ...」

智「ん、ぅ」

和「逆効果だよ」

智「んんっ」


妖しく光る身体に、可愛い仕草。

そんな姿を見せながら発する甘い声。


和「お前の前で、理性を保てる奴がいたら見てみたいよ...」

智「あぁ...っ、カ、ズ」


増やした指で内壁を丁寧に擦りながら、その中心の熱も愛撫してやる。

その熱は、俺の口内より熱くて。


和「我慢しなくていいよ」


俺の髪を掴んで引き離そうとするけど、その手は既に震えていて。

歯を食いしばって刺激に耐えてるんだ。


和「人間らしいとこ、見せろ...」


俺の理性なんてとっくに何処かへ行ってしまった。

なのにコイツは理性を保って耐えようとする。


お前も理性を捨てろ。


人間らしい所、出してみろよ。







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