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愛のカタチ

第2章 NO~サラリーマン×花屋~天使みつけた編~



和「もうちょっと、滑らすといいのかな」

智「んぁ、っ」


滑りを増やそうと、ローションを手に取り智に塗り付ける。
すると智が跳ねた。


智「きゅ、急にやんないで...」


目を細めた智は、痛みと言うよりは、その快楽を我慢しているように見えて。


和「こっちに意識が集中してるから駄目なのかも...」

智「え?」

和「歯が痛い時とか、腕つねって意識逸らしたりするじゃん」

智「うん」

和「それ、やってみる...?」

智「え、俺、痛いのやだよ...」


痛いのは嫌だと言う智に、痛くないから大丈夫だと宥めた。

なのに、目をぎゅっと閉じて待ってるんだ。


和「痛くないよ...?」

智「だ、だけど、怖い...」


目をぎゅっと閉じて、俺の腕を掴んでる。
その不安そうな姿が俺をドキドキさせて。


和「いくよ...?」

智「う、うん」


折角我に返ったのに。


智「ん、ぁ」


我には返ったけど、煽られるものは仕方なくて。


智「ぁ...」


眉をしかませ俺を掴む。


智「んっ、ぁ...っ、く」


滑りを纏った手で、智の前を擦り始めたんだ。


智「はぁっ、あ、な、なにを...っ」

和「これなら、少しは意識が逸れるでしょ...」

智「んんっ、ぁ」


小さくなってた智は、擦り始めた途端にムクムクと大きくなった。


和「じゃあ、動くよ...?」

智「ちょ、ちょっと、ま...っ、ぁ」


俺の首に腕を回し、俺にしがみつく。
そんな智を片手で抱え、智の前を擦りながら俺は腰を引く。


智「ふ、ぁ」

和「...っ、く」


ビクッと震える智は、中で俺の熱を掴むんだ。
まるで俺の熱を搾り取ろうとしてるかの様に、俺を離してくれない。


和「あ、ちょ...」

智「んっ、んぅ」


ビクビクとうねる中は、俺をどんどん飲み込もうとする。


和「さ、サトシ...、っ」

智「は、はぁっ、あ、ぁ」


俺は智から出て行こうとしてたんだ。

なのに。

俺の脳は、俺の身体に司令を飛ばしてくれない。


だから俺は、うねる智に導かれ、智の中を行き来してしまうんだ。







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