愛のカタチ
第3章 ON~カウンセラー×生徒~カモフラージュ編~
智「イけないか...?」
そう言うと、俺の前に手を滑らせた。
和「んぅっ」
智「初めてだからな...。中だけじゃ無理だな」
和「んんっ、違...っ」
我慢してたんだ。
必死で、耐えてるんだよ。
智「こっちの方が気持ちイイか...?」
和「ん、ぁっ」
智「深くまで入るよ? わかる...?」
和「ん、ぅ...っ、あ、はぁっ」
息も絶え絶えだと言うのに。
必死で我慢する俺をひっくり返し、うつ伏せにして後ろから攻めてくる。
和「あ、ぁ」
先生の腕から離れた俺は、代わりにシーツをぎゅっと掴んで。
和「っ、せ、んせ」
俺の腰を持ち上げ先生はリズム良く俺を突く。
和「はぁっ、あ、ぁっ」
意識が飛びそうなんてモンじゃない。
既に朦朧としている。
智「駄、目だよ。まだイッてないでしょ...」
和「んぅっ」
浅い呼吸を吐いてぼーっとする俺を引き戻す。
滑りを纏った手で俺の前を握り込んで、意識を取り戻させるんだ。
和「あ、ぁ、だめ...っ」
先生の声を聞いてたいんだよ。
智「っ、気持ちよさそうな、顔してるのに...?」
もっと、もっと俺の耳許でその荒い息遣いを聞いてたい。
和「だ、から、だよ...」
智「じゃあ、我慢するなよ...」
和「んぁっ、く...、ぅ」
俺の腰をぐっと掴んでその熱を打ち付けてた。
汗なのかローションなのか分からないけど卑猥な音がそこから響いて。
なのに更に卑猥な音を出しながら俺の前を弄ぶんだ。
智「っは、凄い、音、響いてるな」
その音と混ざった低くて荒い声を、俺の内耳に直接吹き込んで。
智「お前の身体、吸い付いてくるよ...」
その声に痺れるんだ。
低くて、熱くて、尚且つ甘い。
和「は、ぁっ、せんせ、もぅ...っ、ぁ」
智「俺、もだ、よ...」
“わかったよ”と甘く囁く声が、俺の心臓を止めそうになった。
ふんわりと俺の頭を撫でて、首を伸ばして俺の頬にキスをした。
すると途端に動きは激しさを増して。
揺さぶられる俺をぎゅっと抱き締め先生は熱を放った。
俺の熱をその優しい手で受け止め、先生は俺の中で熱を放ったんだ。