テキストサイズ

花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第7章 ~一区切りの結末~

確かに、今の俺には歩と工藤と堀川もいる…だけどッ。

「それが、なんなんだよ!?
なんで、ヤンキーを卒業してお前らとダチを辞めないといけねえんだ!?」

俺は、蛍の両手を振り解いて抗議する。

「仮に、ヤンキーを卒業せず俺と蛍と一緒に居てみろ
それで、チビっ子達がどうなるかを」

「歩達が…?」

いったい、どうなるって言うんだよ…。

「俺達と一緒に居て、先輩や他のクラスの奴ら、他校の奴らと喧嘩をする」

「それで、相手はお前や俺達を恨んだり、喧嘩をふっかけてくる場合もある」

「……あっ」

そうか、2人が言いたいことがわかった。

「つまり、下手すれば相手は研磨と仲良くしてる、チビっ子達を狙う可能性だってあるんだ」

「今のうちに、ヤンキーから足を洗え
それで、普通の男子高校生として過ごせ」

「蛍と聡の気持ちはわかったけどよ…。」

でも、お前達とは友達を辞めたくねえよ…。

「俺達も、お前と連むのを辞めたくないと思ってる」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ