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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第6章 ~2人の新たな腐男子友達~

「梶、今まで本当に悪かった」

「えっ?」

工藤君の突然の謝罪に、動揺する研磨君。

「皆の不満が爆発したあの日…俺と工藤さ…。」

次に、堀川君が口を開く。

「お前を罵倒しなかったとはいえ、ヤンキーだからって理由だけで、ざまあみろって心の中で笑ってた…。」

「それに今までも、陰口叩いたり見下してたりもした…。
不良の梶を、害悪としか見てなかった…。」

「……。」

工藤君と堀川君の言葉を、研磨君は黙って聞いている。

「だから、なんで日向が梶と仲良くしてるんだ?って、ずっと不思議だった」

「でも、今日さっき会場とココで話してみたり」

「売り子の人の売上金を取り返したのを見て、お前に対する見方が完全に変わった」

「工藤君…堀川君…。」

どうやら、2人の中の研磨君の悪いイメージが、完全に消えたみたいで良かった。

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