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好きにさせてはいけない

第2章 慣れてきた頃





結局その日はなんだかんだ
わたしもチョコレートにたくさんサインを書いた。


店長のみるくさん曰く、
新人にしては、わたしは人気らしい。



「ゆいなちゃんすごい人気だね〜!」


「いや、皆さんからしたらまだまだ…」


「それは経験があるからだよ〜新人にしては本当すごい。かわいいもんね〜!」


「あ、ありがとうございます」




お客さんから褒められるより
なんだかくすぐったい気持ちになった。




「これからも頑張ってね。」




「はいっ」




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