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好きにさせてはいけない

第7章 2つの気持ち





幸せな、本当に幸せな朝だった。




隣には遼太がいる...



まだスヤスヤ眠っている遼太の寝顔はなんだか美しくて、愛おしい。



思わず唇にキスをする。





わたしもバイトまではまだ時間があるからもう少しだけこの幸せに浸っていよう。






そう思って目を再び瞑った瞬間...





チュッ



短い優しいキス。





「お、起きてたの...!?」




「愛がキスしたから起きた。笑」




は、恥ずかしい...//





「朝ごはん、作るね。」




「んっダメ。まだいかないで。」




そう言われてまぁいっかと思いながら再び布団に戻る。



朝から優しいキスをされて
恥ずかしい気持ち。




もうこのまま”彼”のことは忘れたい。





だって遼太がいるだけでわたしは幸せだから。




欲張ったら...


きっと2人とも失ってしまう気がする。






遼太...これからは遼太だけを好きでいるよ。



だから安心してね。







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