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嵐しょーせつ。Part2

第14章 ありがとう


智「、、、今日ね。和に話したいことがあって集まったんだ。」

、、いきなりなんだよ。。。

そんな顔をしていたのか、、、

翔「そんな深刻じゃないから。ちゃんと聞いてな?」

、、、、

和「うん。」

俺の返事を待ってたかのように、雅紀が口を開いた。

雅「和、、、俺ん家で一緒に住まないか?」

、、、

和「はぁ〜??」

雅「もうこんな生活見てられないんだよ。和は、こんなにボロボロになるまで働いて借金返している姿をもう、見たくない。」

和「でも、それは当たり前のことやってるだけ。」

潤「お前、何日もまともに寝てないことぐらいわかるんだよ!少しもお前は俺たちを頼らないし、甘えない。」

智「少しは俺たちに甘えてもいいんだよ?」

、、、でも、俺甘え方を知らない。

どうやって甘えたらいいのかわからない。

翔「和はさ、どんなことがあっても俺たちをよく見てる。雅紀が試合で負けた時も、俺が怪我して試合に出れなかった時も、、潤が彼女にふられた時も、智が悩んでいた時も、、いつもお前は助けてくれた。」

智「俺、和にすごく甘えてた。」

雅「俺も。」

潤「あの時は本当に助けてくれて嬉しかった。」

じゃあさ、俺甘えてもいいんだったら、、、

和「、、、」

雅「お前はよく頑張った。本当に頑張った。」

智「泣いてもいいんだよ?俺たちの胸でたくさん涙出してもいい。」

そんなこと言われたら堪えていた涙が出ちゃう。

そんなときギュッと抱きしめてくれたのが、雅紀だった。

雅「泣け。」

全部を出すように泣いた俺。

自分の気持ちにやっぱり嘘つけなかった。

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