嵐しょーせつ。Part2
第20章 真実
それから毎日潤と和也くんは、共に料理学校へ通学していた。
そして、夜になり。
突然和也くんが戸籍一覧みたいなのを目の前に出した。
潤「なにこれ。」
和「、、、、もしかしてと思ったんですが、、、」
父山風しのぶ
母山風フウコ
、、、、長男山風雅紀、、、、、
俺と同じ名前?
でも、生年月日、血液型など全部一緒。
その下に次男山風和也。
和「僕の兄があなたなんですよね?」
うそ、こんなことってあるの??
潤「俺ら本当の兄弟じゃないの、、、?」
潤と俺はなにも聞かされてない。
でも、翔にぃと智にぃは何か知ってるみたいだった。
雅「、、、全部話して。」
翔「ごめん。雅紀は、、、2歳の時養子としてこの家の子になったんだ。」
智「おいらと翔は、本当の兄弟として迎えて一緒に育てられていたんだよ。そのあと潤も産まれて、、、」
んだよ。なんか、、、ショック。
俺は、部屋に戻りベットに横たわった。
、、、偽物の兄弟だったの?
俺の本当の家族じゃなかったの?
つまり、智にぃ、翔にぃと潤は血が繋がっていて俺はその和也くんと血が繋がっているってことだよね?
なんで、もっと早く言ってくれなかったの?
それから俺は仕事をするどころじゃなく、家でできる仕事だけを引き受けて引きこもり状態になってしまった。
コンコンっ、、、
雅「はい。」
ドアの向こうから聞こえた声。
智「ご飯、、ここに置いておくから。」
ご飯もみんなと一緒に食べれなくて、、、いつも部屋で食べた。
どうりで、、、お父さんにもお母さんにも俺だけ似てないと思った。性格は似るもんだけど、顔とか似てない。むしろ、前に和也くんの両親の葬式に行った時、顔を見て『なんか俺に似てるな、、』と思ったんだよ。