
嵐しょーせつ。Part2
第27章 愛
「んだよ!」
和「謝ってるのに、なんで殴り続けんだよ!」
「あん?なんだと??」
和「もう、母さんと相談してこの家から出ていく。」
「はぁ?それは許されーねよ。」
和「父さんが決めることではないから。」
そして、仕事から帰ってきた母さんに相談し、俺らは大好きな祖父母の家で暮らすことになった。
まだ、小学生だった俺らは母さんに心配されたけど、、、あいつから逃れることができるのは、これしかなかったから。
和「もう、大丈夫だからね?」
雅「うん、ありがとう。」
祖父母の家で、いじめられていた分可愛がってくれてたくさんの愛情を注いでくれた。
そんな生活して気づいたら17歳になっていた。
まだ、母さんはあいつと別れてないし、今も潤を溺愛しているらしい。
わがままな子に育ってしまうと母さんはいつも言ってたけど、あいつがそんなの聞く耳を持たず、甘えていた。
和「雅紀!学校行くぞ。」
雅「うん笑」
おばあちゃんたちに学校も行かせてもらって、雅紀は明るい雅紀に戻っていった。
毎日幸せな生活が続いていたある日、、、
「お父さんと別れたのよ。」
母さんはもう限界だったらしく、、、
俺らが居なくなったらストレス発散の元が居なくなったから次は母さんまでに手を出していた。
だから、別れたんだよね。
「また、一緒に暮らしましょ?」
母さんは、俺達を迎えに来てくれて新しい生活を始めた。
